結局のところ、広末涼子さんは「愛されすぎた」
もうタイトルが全てである。
広末涼子さんは、本当に愛されすぎたのである。
大前提として
① 著者はどの不倫の報道に対しても、1ミクロンも興味がない。ただ、入ってくる情報がどうしてもカットしきれないのと、今回は明らかに異質な何かを感じ、少し掘り下げていた。
② なお広末涼子さんとは年代的にはあまり接点がなく「ああ綺麗な女優さんだな」くらいのものである。付け加えるなら「なんか変な人と結婚したな」という当時のイメージがあるくらい。
③ 逆に鳥羽周作さんには一定の尊敬があった。料理が好きということもあり、YouTubeでちょこちょこレシピを参考にしていたことや、実際コラボ商品を食べてちゃんと美味しかったことなど、親近感や信用がある、という感じ。
本題。
これまでの不倫報道と明らかに違う点が、鳥羽さん側に大ダメージがあること。
ものすごい勢いで契約を切られているらしい。
少し話が遡るが、人気バンドの軸を担っていた当時若くて才能がある川谷絵音さんが、ベッキーさんと不倫をした際、たしかによくわからない叩きはあったものの、その後関係なく伸びていった。なんなら今回よりも報道の引きも早かった気がする。
制作の依頼は殺到していたし、当人もバンド/音楽プロジェクトを複数立ち上げたり、音楽業界に与えた影響は大きい。
それまでも不倫報道があると「不倫は文化」などの面白ワードが飛び出すなどして、なんじゃかんじゃあったものの、結局カムバックも早いみたいなことや、逆に売れるなんてことが「男側」にはあった。
対して、今回の件。
明らかに"損害"を与えようとしすぎな気がする。
先日LINEニュースにも「あいつのメニューは人気ないから消した。高い金払ったのに」みたいな見出しの記事も見かけた。読んではいないが。
話は少しズレるが、そもそも不倫に対してそこまで入れ込めるのも、よくわかっていない。というか不倫自体を取り上げて、何がしたいかがわからない。
変な話、セックスは何歳でもするし、夫婦間に愛がなければあり得ることだし、大事にしなければ愛想を尽かされるのは、まあ自明というか。
ただ話題として一定数盛り上がる、正確には燃え上がるないし、火炙りにしたい人がいるんだろう。それは理解できる。ゴシップは楽しいからだ。
アイドルの恋愛沙汰もそうだ。実は彼氏がいた、などがバレようものなら(おそらく少数だがしつこい)火起こし隊がどこからともなくやってきて「金返せ」だの「CD割る」だのをやっていく。
いずれにせよ、そういう魂胆を持った人間に対しての供給として、交換日記やら手紙やらを公開していく人間もいれば、そういう連中を味方だと思ってあのような謎会見を開ける変わった人間もいると考えると、需要と供給は確かにあり、お互いがお互いに喰わせるエコシステムがあるというのがわかった。
*余談だが、あの会見を「素晴らしい」とする人間がそれなりにいて驚いた。いやあれメンヘラがやる衝動的言い訳演説会でしょ…と20代そこそこの子らと盛り上がるレベルのものだったし、自身の経験でもああいうやついたなぁっていうものだったような…
話を戻す。
ともかく今回の件に関し、今までとは違う部分として「男側がやけに不利益被ってんな」という感覚がずっとあったのだ。
そんな中ある投稿を見かけた時、なるほどと思った。
URLなど詳細は載せないが「あの憧れの広末が目の前にいて、ビビらず口説いてそういう関係になったことをこの年代の男はとやかく言えるのか?」といった趣旨だった。
これだと思った。
つまりデビューからMK5、数多のめちゃくちゃ可愛いキャラを演じた爆発的人気を誇る広末涼子という人間に、心の底から入れ込んだ人間が、当時本当に大勢いたんだなと。
そしてその多くは、これはどの女優/アイドルにも関わらず似通っているとは思うが、同級生より上の世代なのだろうと予想するに、ちょうど今「仕事を振る側」のポジションについている人間とピッタリ当てはまるんじゃないか?と至った。
*本当に関係ないが、某コメンテーターが鳥羽さんの会見時期?に対して「順序が逆でしたよね」みたいなことを発言したという記事の見出しを見て、年代を調べたら、まさしくそんな感じだった。絶対に関係ないけど結びつけてしまうバイアスに関しては、著者も人間なので許して欲しい。けど「そうじゃん!」となったりすると、脳が喜ぶのだ。
もしこれが真実だとすると、今回の件で割を食っている人間は、不倫などという他人のどうでも良い出来事に対し「口には決してしないけれど心にふつふつと持ち合わせる見えざる嫉妬」という、知ったら「いやはや…」と思わず口から漏れ出てしまいそうなキモい感情も併せ持って、対処しているのかもしれないなと。
ものすごくちなみに「なんで不倫報道が出ると女性側は一定期間活休状態になるんだ!」という主張に対しても、この論法がハマるので「たぶんいや99%かなりの確率で」なんてバカっぽい言い回しがしたくなるくらい、ちょっと心のどこかで本気にしている。